『白塗りシスターズ』
高校1年生のとき、クラスメイトの女子7人グループのなかに私はいた。
今でも連絡を取り続けているのは1人のみで、それ以外の子はほとんど何をしているのか知らない。
グループには名前があった。「白塗りシスターズ」。
今思えばなんてへんてこな名なのだろう。すごい奇抜なコントをやりそうな女コンビ芸人のような名。
でも当時高校生だった私たちには何故かその名がしっくりきていた。
カースト的には中の上、でも上には入れない、グループごと男子と関わることはできないけど、個人的には話す子もいる、という位のグループだったと認識している。
活動期間は実質2年位のもので、高3くらいからはグループで集まることは無くなり、自然と解体したと思う。
あのグループの記憶で覚えているのは 、メンバーの誕生日毎に簡単なアルバムと簡単なプレゼントを贈り合い、昼は渡り廊下で購買のパンを買ったりして広げてみんなで食べてたなぁ、とか。
夏休みはみんなで水鉄砲と水風船でびしょびしょになったり。
なんだろう。とても今は気軽にやろうぜ!なんて言ってできるものじゃないものばかりだ、、。
青春とはよく耳にするものだけれど、改めてどういう意味なんだろうと思い、辞書で引いてみた。
『青春…夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。』
なるほどなぁ。まさに私の経験したアレは青春だったんだ。人生の春だったんだ。てか人生の春って何よ。
自分が当事者のときには青春とはなかなか気づけないもので、過ぎ去った日を重ねないと本当の意味で青春なんて分からないんだろうな。夢や希望に満ちていない時を過ごさないと、なかなか自覚できるものではない。
スカート丈とかを厳しめの先生のときにいかにごまかせるかみたいなこと。